【感想文】シャドウバースチャンピオンズバトル
はろはろ~。シャドバってますか。僕は毎日やってます。シャドウバースチャンピオンズバトル。どうですか。令和2年も終わろうかというこの時代に、初期のシャドウバースの何が面白いんだって、そう思ってはいませんか。そんな斜に構えたあなたに今日はこのゲームの真実を教えちゃいます。
シャドウバースチャンピオンズバトル
頭シャドバ度:☆5億
令和のカードゲームRPG度:☆5億
シャドウバースはスマホ用カードゲーム(本格スマホeスポーツ)のShadowverseを題材にしたテレビアニメなんですけど、このゲームはそのテレビアニメのゲームです。だから作中でのシャドウバースを創ったのは(株)サイゲームスではなくジェネシス社ですし、偉いのはKMRではなくレオンです。クラスの話題はだいたいシャドバだし、町の人たちもだいたいやってます。
主人公はこのシャドバに支配された猫目町に引っ越してきた中学2年生。そこでテレビ版の登場人物たちと出会いシャドバ部を探すことに・・・というのが本作のストーリー。部活を探すってなんだよって疑問もありはするものの、とにかくそこからはシャドバシャドバの毎日です。
登場人物たちと仲良くなるのもシャドバ、もめ事が起こればシャドバといった具合に、すべてをシャドバで解決していく世界観にバカバカしいオモシロを感じながらも、ゲーム部分では昔懐かしい初期のカードを集めてデッキを組んでいきます。微妙に足りないカードを適当に補いながらなんとか戦う感覚は、名作カードヒーローを思わせる一人用カードゲームの楽しさそのものです。
ただまあ、ゲームをそこそこ真面目に進めていると、お金もパックも大量に手に入るので割と簡単にコンプリートできるくらいパックを剥けてしまうのがちょっと寂しい感じもありましたが、そこは令和的にめんどくささを排除するほうが優先だったのかなと思いました。前向きに捉えると『そろそろちゃんとしたデッキ使いてえ』ってなったタイミングでちゃんとカードが揃う調整ってことだから、よくできてます。令和なのでちゃんとパック剥きスキップボタンもありますし。
このゲームは色んな面で令和的で、次どこに行けばメインストーリーが進むのかは常に地図上に表示されているし、サブクエの場所もすべて表示されているし、おそらく時限で回収不可能になるサブクエも存在しません。ちゃんと調べたわけじゃないけどたぶんないです。
テレビアニメの登場人物たちと絆を深めるサブクエも当然用意されていて、5段階くらいにわけてストーリーがあるんですが、クリアするとちゃんとご褒美もあります(リーダースキンとかもらえる)、アニメのファンにも嬉しい仕様。エロゲでよくあるアルバム機能までついてます(クリア後)。普通にすごい。
カードゲームとしては初期のshadowverseと同じなんで、ただただ懐かしいだけと思いきや、アニメで登場したイグニスドラゴンなどに加えて大量のオリジナルカードが実装されていますので、それらを使ったデッキを考えるのもかなり楽しい遊び方だと思います。
昔shadowverseをやっていた人、アニメ版シャドウバースが好きな人、(株)サイゲームスの犬、全員買いましょう。まじで普通に面白い一人用カードゲームRPGなので普通におすすめです。