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ネタバレあります

ガルパン最終章第2話で感情が涙した理由とは・・・

見てきました!ガルパン最終章第2話。やばいです。全員見たほうがいい

いや、わかる。いると思うんですよ。流石になげえよと。待ちすぎて気持ちが落ち着いちゃってあ~ガルパン?今ちょっと他ので忙しいしアマプラに来てからいいかなみたいな人、わかる。でも見ろ。今見ろ。まじですごい。

 

以下ネタバレ。

 

 

いや、泣いたでしょ。西隊長の『撤退』。ここで完全に涙腺がだめになった第2話。なぜこんなことになったのか、少しばかりお話ししたいと思います。

話はガルパン劇場版冒頭の対聖グロゴルフ場ドッカンバトルまでさかのぼります。ここで西隊長以下知波単は『突撃しか能がない』『特攻野郎』『なんも考えてなさそう』という旧日本軍のパブリックイメージに沿った描写をなされます。わかりやすいがゆえにスッと入ってき過ぎて、初見では『この馬鹿どもまじいらつく』みたいな感想をもった人も多いんじゃないでしょうか。中盤以降でバレー部と協力したり、福田の上申を受け入れて待ち伏せを選択するなど、劇中での変化を描くことでとてもよいキャラクターを獲得していたと思うんです。西隊長というか知波単は。

 

で、今回。前半のBC自由学園との試合の中で、『チームの信頼と団結』がテーマとして描かれます。個の能力が高くてもチームがバラバラでは勝利を得ることはできない、ガルパンで散々出てくるアレです。後半知波単との試合が決まる流れで、勝ったも同然だと油断する桃ちゃんに対して釘をさす西住ちゃん。あの桃ちゃんは我々観客です。直前に福田とバレー部の食事シーンで伏線が張られているとはいえ、この時点で知波単に苦戦するなどとは多くの観客が思わないからです。

 

試合が始まるとまず足踏み突撃とさよなら突撃が登場します。知波単にとっては大きな変化です。もともと福田は突撃一辺倒の知波単に戦略レベルで疑問をもっていたし、西隊長も『散ったらだめだろ!』という程度の認識はありました。ともあれ足踏みとさよならで大洗のサメさんが先に撃破されます。チーム内での一番の新参が、チームの足並みを乱して敵に貢献してしまう。突撃の旗のもとに団結する知波単との描写が対照的ですよね。

 

『突撃』という伝統、精神性に嘘をつくことなく、まったく別のものに生まれ変わった知波単。BC自由に見学させて団結力を見習わなければならないと言わせるのもニクいですね。それでもまだこの時点では『突撃とついているんだから突撃だ』という発言のおかげでギャグとして処理されていたかと思います。

 

沼にハマったカモさんチーム救出と池のほとりでのバトル、ここでいよいよ大きく雰囲気が変わりますね。もしかして、知波単、勝つのか?そういう思いがよぎりはじめます。

 

知波単有利で進む戦局が、地形への誘い込みで大きく傾きます。ここは劇場版遊園地バトルのセルフオマージュでしょうか。追いつめられて知波単の素が出て突撃しようとします。そして西隊長の『撤退』につながるわけですね。

 

丁寧に丁寧に描かれた知波単の変化と成長が、西隊長の決断と発言、そしてそれを受け入れる知波単。

 

以上です。

 

(これ以外にも濃厚なそどまことか押安とかこどもがえりするみほありとか逸見隊長の大活躍とか色々ありましたね!最高)