感情ブログ!

ネタバレあります

佐賀の日常に溶け込むゾンビィ

ゾンビランドサガLIVE~みんなでおらぼうイン佐賀に行ってきました。前回の品川おらぼうがTVアニメに沿ったつくりで最終回の再現までやりきってしまったので、いったい何をやるんだろう、新曲があるのかな、2期発表あるだろうな、三石さん来ないかななどと期待に胸を膨らませていたわけですが。結論からいうと三石さんは来ていたし2期の発表もありましたが、基本的なライブの内容は品川おらぼうの焼き直しでした。使用された映像も同じだし、曲も増えていないし。(県知事と江頭2:50の登場にはびっくりしましたが・・・)

 

じゃあわざわざ佐賀アルピノなんて500人そこそこしか入らない会場でライブやる意味ってなんなんだって。最終回の再現をやるために?特攻DANCEの前口上のために?まさにそこ、佐賀でやる、その意味を知ったのはライブが終わった後でした。

 

違和感のはじまりは佐賀駅で降りてから。駅のいたるところにゾンビのポスターが貼ってある。佐賀新聞にも記事があるらしい。スーパーマーケットにいけば袋詰め場のいろんな貼り紙の中にまじるゾンビ。コンビニなどチェーン店っぽいお店にはだいたい貼ってあったのではと思うくらい本当にいろんなところにゾンビはいました。

 

ライブ後。ドライブイン鳥に直行し優勝しようと思ったら、相変わらずの人気と同じ考えのゾンビオタクたちが群がり大行列になっていました。待合室で聞こえてきた隣の家族の会話、10歳くらいの女の子だろうか、ポスターを指差して『さくらちゃんが○×○×!!』オタク家族なのかなと思ったがお母さんのほうはあまり詳しくない様子、でも何をとがめるでもなく、本当に普通に自然に、家族でゾンビランドサガの話をしている。まるで今日学校であった出来事を話すように。

 

ライブ翌日、アルピノに行けば、手押し車だかベビーカーを押すおばちゃんがゾンビのライブTシャツを着ている。入口で元気に騒ぐ子どもが6号のタオルを肩にかけている。オタクはだいたいオタクをみてわかります。オタクのやつはオタクっぽい何かが隠し切れないもので、だいたいわかる・・・んですけど。流石にあれは、オタクじゃない・・・と思うんだけど・・・たぶん・・・。

 

もちろん、僕らが足を運んだのはゾンビランドサガに関係ある場所ばかりだから、ゾンビが好きな人が集まりがちというのは理解しています。でもそれでも、スタンプラリーに協力しているお店をみれば、アニメに登場していない武雄や吉野ヶ里も参加しているし、スタンプ集めて応募してもらえる賞品、ゾンビランドサガ一切関係ない佐賀の特産品ばかり。他のアニメの町おこしといえば、ガルパンくらいしか知らないんだけど、ちょっとこれはすごいことだなって思ったんですよね。

 

LV参加でもらえる記念のうちわ、"ゾンビランドサガ"よりも"フランシュシュ"よりも、一番大きく書かれていたのは"ありがとう佐賀"の文字でした。そうか、これを見せたかったのか。佐賀とゾンビは・・・おれたちにこれを・・・。

 

ゾンビィたちが当たり前みたいに佐賀に、人々に浸透している。もしかしてこれが、これこそがゾンビランドサガ・・・なのか・・・?そんなことを、佐賀県やゾンビスタッフの頑張りを思いながら、家路につきました。いや、すげえ。まじですげえ。行けてよかった。佐賀。ありがとう。2期楽しみっすね!